BS日テレでオンエアが始まった韓流時代劇ドラマ『奇皇后 ふたつの愛 涙の誓い』。奇皇后(キファンフ)とは、14世紀に高麗(コリョ)に生まれ元への貢女になるも、皇后まで登り詰めた実在の人物だ。
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ただ、当時の高麗は元(げん)の従属国だった。史実によると、一族から元の皇后を輩出したことで奇一族は高麗の朝廷内で権力を握るようになり、奇皇后も高麗のコンミン王を廃位させようと働きかけたことがあったため、韓国の歴史学者たちの間では“悪女”や“民族の裏切り者”と見なされてきた。
ドラマ『奇皇后』は、その奇皇后が残した記録をただ再現するのではなく、新たな解釈と大胆なアレンジを加え、彼女の人生をダイナミックに描くことで、未だかつてなかったエンターテインメント・ロマンス史劇を完成させた。まさに韓流時代劇の新たな可能性を示した作品であり、女性を主人公にした韓流時代劇の中でも例を見ない歴史スペクタクルとして、高い人気を誇っている。
人気の秘密は、さまざまだ。例えば感情を揺さぶる愛と闘いを壮大なスケールで描いていること。その総制作費は250億ウォン(約25億円)という破格だ。
キャスト陣も話題性抜群。『チェオクの剣』や『ファン・ジニ』で知られる人気女優ハ・ジウォンが7年ぶりに時代劇主演。そのハ・ジウォン演じるスンニャンが信頼する高麗王ワン・ユにはチュ・ジンモ、奇皇后とロマンスに落ちる元の皇帝タファン役にはチ・チャンウクとイケメン俳優が揃い踏みだ。
韓国では平均視聴率21・9%、最高視聴率29・2%を記録し、その年の年末に行なわれたMBC演技大賞では、大賞・人気賞・14年の演技賞にハ・ジウォン、最優秀演技賞にチュ・ジンモ、優秀演技賞にチ・チャンウク、新人賞にペク・ジニが輝き、脚本家賞も受賞。7冠を達成している。
文=韓ドラLIFE編集部
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