『ウンジュンとサンヨン』キム・ゴウンの視線の揺らぎに心を奪われる

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Netflixで配信中の『ウンジュンとサンヨン』は、友情と愛憎、憧れと嫉妬といった感情が渦巻く濃密な人間模様を描いたヒューマンドラマである。

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幼少期から40代に至るまで、互いにすれ違いながらも強く結ばれてきた2人の女性の軌跡が、映像美とともに丁寧に紡がれていく。

物語の中心にいるのは、感性豊かなドラマ作家リュ・ウンジュン(演者キム・ゴウン)と、華やかなキャリアを誇る映画製作者チョン・サンヨン(演者パク・ジヒョン)である。

小学校で出会った2人は友情と競争心の狭間で揺れ動きながら成長し、幾度も別れと再会を繰り返してきた。そして42歳となった現在、再び運命的に邂逅する。

10代の憧れ、20代の衝突、30代の葛藤を経てなお続く“かけがえのない絆”が、このドラマの核心であり、観る者に強烈な余韻を残す。

この作品でリュ・ウンジュンを演じるのが、韓国を代表する女優のキム・ゴウンである。彼女はデビュー以来、常に挑戦的で新鮮な演技を見せ、観客を惹きつけてきた存在だ。

キム・ゴウン
キム・ゴウン

特に記憶に残る役柄

代表作を振り返れば、ドラマ『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』では平凡な女子大生ホン・ソルを演じ、『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』ではトッケビの花嫁チ・ウンタクに扮し、一躍アジア全域で人気を集めた。

さらに『ユミの細胞たち』では大韓ククス財務部代理のキム・ユミを、『シスターズ』ではオ家長女のオ・インジュを演じた。

ジャンルを問わず幅広いキャラクターを自在に演じ分ける稀有な実力こそ、キム・ゴウンの大きな魅力である。

『ウンジュンとサンヨン』においても、彼女の表現力は遺憾なく発揮されている。

ウンジュンは繊細で夢想的な感性を持ちながらも、人生の荒波に翻弄される人物である。その複雑な内面を、キム・ゴウンは視線の揺らぎやわずかな表情の変化で伝え、観る者に深い共感を呼び起こす。

若き日の無邪気さから、成熟した大人としての孤独や葛藤まで、長い時間軸を1人の女優が説得力をもって演じ切れるのは決して容易ではない。

しかし彼女は、その幅広い演技力と人間味あふれる存在感によって、ウンジュンという人物を立体的に息づかせている。

キム・ゴウンは、作品ごとに新しい顔を見せる変幻自在の女優であると同時に、常に人間そのものの温度や質感をスクリーンに宿す女優でもある。

『ウンジュンとサンヨン』は、その魅力を改めて証明する一作であり、彼女のキャリアの中でも特に記憶に残る役柄となるだろう。

文=大地 康

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