『テプン商事』オ・ミソン役キム・ミンハ、その役どころと過去出演作一覧

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1997年、韓国をのみ込んだ「IMF危機」。経済が崩壊し、街に失業と閉店の看板が立ち並んだ時代。ドラマ『テプン商事』は、そんな混沌の只中をたくましく生き抜こうとする若者たちの姿を描き、放送開始と同時に多くの視聴者の共感を呼んでいる。

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物語の中心にいるのは、倒産寸前の中小貿易会社“テプン商事”。ごく普通の青年だったカン・テプン(演者イ・ジュノ〔2PM〕)が、突然この会社の社長に任命され、資金も経験もないまま再建に挑むという展開である。

誠実さと笑顔だけを武器に、社員たちと共に前を向くテプンの姿は、どんな逆境でも希望を失わない人間の強さを映し出す。時に滑稽で、時に切実。倒産寸前の現場で生まれる友情と連帯が、視聴者の胸に温かい余韻を残す。

そんなテプンを支えるのが、経理担当のオ・ミソン(演者キム・ミンハ)である。24歳にして家計を背負い、夢を諦めて働く彼女は、理性的で地に足のついた現実主義者だ。

やがてIMF危機の波に翻弄され、経理から営業へと転身するが、どんな困難にも屈しない芯の強さを見せる。その姿は、現代を生きる女性の象徴とも言える。

キム・ミンハ
キャプション

心に深く残る演技を見せる若手女優

キム・ミンハは、国際的にも注目を集める韓国の若手実力派俳優である。『Pachinko パチンコ』で日本統治時代を生きる少女ソンジャを演じ、その繊細で力強い演技が世界的に高く評価された。以後、『恋するレモネード』では2年1組生徒ヨ・スンウン、『ジャスティス-検法男女-』で検察事務官パク・ミヨンに扮した。

彼女の演技は、華美ではないが深く心に残る“余白の表現”に特徴があり、わずかな視線の動きや呼吸の変化で感情を伝える。その静かな表現力こそが、現代を生きる視聴者に寄り添う光となっている。

♢キム・ミンハ プロフィール
生年月日:1995年9月1日生まれ
身長:164cm
星座:おとめ座
学歴:漢陽大学演劇映画学学士
デビュー:2016年ウェブドラマ『Deux Yeoza』

☆主な出演作
『Deux Yeoza』(2016年、ドラマ)
『恋するレモネード』(2017年、ドラマ)
『ジャスティス-検法男女-』(2018年、ドラマ)
『ちっぽけでも大丈夫』(2018年、ドラマ)
『Pachinko パチンコ』(2022年、ドラマ)
『照明店の客人たち』(2024年、ドラマ)
『私が死ぬ一週間前』(2025年、ドラマ)
『テプン商事』(2025年、ドラマ)

文=大地 康

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