『お嬢さん』パク・チャヌク監督、6年ぶりの新作『別れる決心』が“R-15”になった理由は?【インタビュー】

2022年06月28日 話題
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6月24日、新作映画『別れる決心』(原題)を手がけたパク・チャヌク監督のオンラインインタビューが行われた。

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パク・チャヌク監督が『お嬢さん』以来6年ぶりに送り出す新作『別れる決心』は、パク・ヘイルと中国女優タン・ウェイ主演のミステリーロマンス。山で見つかった遺体を捜査することになった刑事が、死亡者の妻と出会って疑いと関心を同時に感じることで繰り広げられる物語だ。

先月開催された「第75回カンヌ国際映画祭」の閉幕式では監督賞も受賞したパク・チャヌク。

韓国公開を6月29日に控え、「(好評が多くて)気持ちいい。専門家たちのレビューが良いのは、職業的にかなり嬉しいことだ。ただ、やっぱり最も重要なのはチケットを購入して見てくださる方々だ。別に映画館に来なくてもいいし、映画を見るのが仕事でもないのにわざわざ時間を出して映画館に足を運ぶ観客からどう評価されるか、満足してもらえるかが世界で最も重要だ。だから公開日を待っている」と心境を明かした。

『オールド・ボーイ』『親切なクムジャさん』『渇き』『お嬢さん』など、主にR-18指定の破格の作品を披露することで有名なパク・チャヌクだが、『別れる決心』は刺激的なシーンがほとんどなく、R-15指定となった。

それについては「エロチックな感じを具体的に作るために何かショットを構想したり、表情を注文したりはしなかった」と説明する。

「多くの観客がそのように感じるのは、結局は『エロチック』『官能的』などというのがどれほど精神的なものなのかを示す証拠だと思う。肉体的なスキンシップよりも状況や関心、このような感情が人の心を動かし、性的な楽しさまで誘発するかを知らせる証拠のようだ。僕はとりわけ官能的な描写をしようとはしなかった」

パク・チャヌク監督(写真提供=CJ ENM)

「刺激的な要素を除いた作品でカンヌ映画祭の賞をもらったことに特別なことは感じない。ただ少し古典的で優雅な、純粋な映画を作りたかった。純粋だからといって童心に帰る話を言うわけではない。政治的なメッセージや監督の主張を含まない、ただ映画的に派手な見どころやテクニックをなくしたかった。映画を構成する最小の要素だけをシンプルに駆使して引き出す映画を作ってみたかった。それがどう受け入れられるかよく分からない。あまりにも古く見えるかもしれないし、逆に今はこういう映画のほうが新しく見えるかもしれない」

パク・チャヌク監督の『別れる決心』は、6月29日に韓国公開。

(記事提供=OSEN)

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