ドラマ『鬼宮(ききゅう)』に主演したユク・ソンジェが、最終回を迎えた心境を語った。
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ユク・ソンジェは同作で、悪神・カンチョリに憑依された王の検書官ユン・ガプ役を熱演。
1人2役をこなし、コミカルな表現から繊細な感情表現まで、幅広い演技で高い評価を受けた。
『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』『ゴールデンスプーン』『サンガプ屋台』など、ファンタジー作品で存在感を発揮し「憑依専門俳優」という枕詞を獲得したユク・ソンジェ。
その魅力をさらに広げた『鬼宮』の放送終了を記念した一問一答で、感想や舞台裏、演技への思いを率直に語った。
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――『鬼宮』が最終回を迎えた今の心境は?
「まだ実感がわかず、正直とても寂しいです。『鬼宮』は自分にとって非常に意味深い作品で、演技に対する自信や、より積極的に取り組む姿勢を得ることができました。作品を愛してくださった皆さまに、心から感謝申し上げます」
――カンチョリとユン・ガプという1人2役を演じました。難しかった点、逆に良かった点は?
「特殊効果も使わずに1人2役を演じることにプレッシャーもありましたが、『大きなミッションを一つ一つクリアしていく』という気持ちで向き合いました。特に表情や口調、語尾など細かな演技の違いにこだわり、研究を重ねるうちに、ますます楽しさを感じられるようになりました。そして完成された結果を見て、やり甲斐を感じました」
――韓国で視聴率が10%を突破し、9週連続1位を記録しました。反響はどうでしたか?
「初回から大きな関心をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。多くの方に認識していただけるようになりましたし、個人的にはまだまだ至らない点も多かったと思いますが、それでも温かく見守ってくださった皆さんに本当に感謝しています」
――撮影現場の雰囲気や印象的なエピソードは?
「監督やスタッフの皆さんが登場人物一人ひとりに強い愛情を持っていたのが印象的でした。共演したキム・ジヨンさん、キム・ジフンさんとは互いの魅力を引き出すよう協力し合い、チーム全体が一丸となって『鬼宮』に取り組んでいたからこそ、最後まで走り抜けることができたと思います」
――本作が初の時代劇でしたが、演じる中での変化や成長は?
「時代劇に対する苦手意識がなくなりました。ジャンルが多彩だった分、幅広い演技を経験でき、それぞれの面白さにも気づけました。『今後はこんな演技にも挑戦できるかもしれない』と、自信が湧いてきました」
――共演者との相性はいかがでしたか?
「キム・ジヨンさんは台本の分析が非常に細かく、私が見落とした点まで丁寧に指摘してくれました。最後の撮影まで一切手を抜かない姿が印象的でした。キム・ジフンさんは作品やキャラクターへの愛情が深く、共演者との関係性を築くためのフィードバックも積極的にくれて、物語にさらに入り込めるようにしてくださる、非常に信頼できる名俳優でした」
――今後挑戦してみたいジャンルや役柄は?
「いろいろな役に挑戦したいです。これまでファンタジーが多かったので、逆に田舎の青年や、日常を描くようなヒューマンドラマなど、等身大の人物を演じてみたい気持ちがあります」
――最後に、視聴者やファンへのメッセージをお願いします。
「ドラマ『鬼宮』をたくさん愛してくださり、心からありがとうございます。『鬼宮』をご覧いただいた皆さんに、これからたくさんの幸せが訪れますように。そして嫌なことは、カンチョリとヨリが全部吹き飛ばしてあげます! 邪気よ、立ち去れ!」
■【写真】『鬼宮』主演カップルの仲睦まじいオフショット。さすが“リアル親友”ならではの雰囲気!
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