2003年から2004年にかけて放送された時代劇『宮廷女官 チャングムの誓い』。この作品の舞台となっているのは、16世紀初頭の朝鮮王朝で、11代王・中宗(チュンジョン)が統治していた時代だ。
ドラマの中で、主人公のチャングムを演じたのが女優のイ・ヨンエである。
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このチャングムという女性は、中宗の時代に実在していた女性なのだが、「朝鮮王朝実録」という歴史書には、彼女に関する記述は10カ所ほどしかなかったという。
そんなチャングムを演じたイ・ヨンエには、忘れられないエピソードがあるようだ。
『宮廷女官 チャングムの誓い』の撮影でいろいろと苦労したイ・ヨンエにとって、行なった撮影のすべてが忘れられない思い出になっているみたいだ。
数あるシーンの中で、たくさんのセリフを言ってきた彼女が一番忘れられないセリフが、女優のヤン・ミギョン演じるハン尚宮(サングン)がチャングムに言った「味を描く」という言葉だという。
その他にも、ハン尚宮が亡くなるシーンやチャングムが済州島(チェジュド)に流されるシーンなど、イ・ヨンエにとって数えきれないくらい思い出の場面があると思う。
この『宮廷女官 チャングムの誓い』の他に、『師任堂(サイムダン)、色の日記』でも主演を務めている。本当に時代劇が似合う女優と言えるだろう。
以上のように、女優として堂々とした魅力的な演技を披露し、多くの人気を集めてきたイ・ヨンエ。
ちなみに、『宮廷女官 チャングムの誓い』はアジアの各国でも大ヒットし、韓流ブームの拡大に大きく貢献した作品でもある。
そういうこともあって、女優としてキャリアを積んできた彼女は本当に強い印象を残してきた。
さらに、時代劇だけでなく現代劇でも多く活躍しており、存在感は抜群だ。
そんな彼女がまた時代劇に出ることになった場合、次はどんなキャラクターを演じるのだろうか。そのときが今から楽しみだ。
文=大地 康
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